前庭覚を知ろう!バランスをつかさどる

名古屋市天白区原駅2番出口徒歩1分

Studio Hackの吉田です!

 

みなさんに知っておきたいもの!

それが「前庭覚」

私たちの体には、五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)だけでなく、
もうひとつ大切な「第六感」があります。
それが前庭覚(ぜんていかく)です。

前庭覚とは、耳の奥(内耳)にある「前庭器官」が感じ取る「重力」や「加速度」の感覚のこと。
簡単に言えば、

「今、自分の体がどの方向に動いているのか」
「まっすぐ立っているのか、傾いているのか」
を教えてくれるセンサーですね!

 

前庭覚が働くとき

例えばこんなとき、前庭覚が大活躍しています
・エレベーターで「ふわっ」と感じる
・目をつぶってもまっすぐ立てる
・自転車のバランスを取る
・電車で立っていても転ばない

これらはすべて、目で見えなくても頭の中で重力や加速度を感じ取って姿勢を調整しているからなんです。

 

前庭覚がうまく働かないとどうなる?

前庭覚の働きが鈍ると、こんな不調が出やすくなります。
・ふらつき・めまい・乗り物酔い
・姿勢が悪くなる(猫背・反り腰)
・集中力が続かない
・運動が苦手になる
・不安感やイライラが増える

意外ですが、前庭覚はメンタルにも関係しているんです。
揺れやバランスを取る感覚が不安定だと、脳が常に緊張状態になってしまいます。

 

 前庭覚を鍛えるには?

前庭覚は「鍛えられる感覚」です。
特別な器具は必要なく、日常の中で刺激を入れることができます。

おすすめの刺激方法
• 目を閉じて片足立ち
• ゆっくりと首を回す
• 軽いジャンプやスキップ
• ブランコやスラックライン
• バランスボールに座る

ポイントは、「不安定さを楽しむ」こと。
ただし、めまいや酔いが出る人は短時間・低刺激から始めましょう!

 

子どもも大人も前庭覚が大切

スマホやデスクワークが増えた現代では、
前庭覚への刺激が極端に減っています。
その結果、
• 転びやすい子ども
• 姿勢が崩れやすい大人
• 自律神経の乱れ
が増えているとも言われます。

日常でちょっと体を動かし、重力を感じる時間をつくることが、
体と心の安定につながります。

 

ぜひ前庭覚!

覚えてくださいね!