こんにちは
名古屋市天白区原駅2番出口徒歩1分
パーソナルトレーニングスタジオStudio Hack
吉田です!
【体験談】90kgで3年停滞していたベンチプレスが、
たった8回のセッションで100kgに到達した理由
「ベンチプレス100kg」は、筋トレを続ける人にとって一つの大きな壁です。
でもその壁、「筋力不足」だけが原因ではないかもしれません。
今回は、僕のクライアントである一人の男性の話を通して、
コンディショニングの重要性についてお伝えします。
3年間、90kgで伸び悩んでいたクライアント
その方は30代男性。
ベンチプレスのMAXはずっと90kg止まりで、3年間全く伸びなかったとのこと。
「フォームも食事も見直したけど、これ以上はもう無理かも…」
そんな風に悩んでいた彼が、たった8回のセッションで100kgを達成しました。
筋力アップというよりも、「カラダの使い方」が変わったんです。
ベンチプレス=筋トレではなく、全身の運動
よく勘違いされがちですが、ベンチプレスはただの「胸のトレーニング」ではありません。
正しく行うには以下の連動が必要です
• 足裏〜骨盤の安定感
• 胸郭・肩甲骨の可動性と安定性
• 腹圧を使った“力の逃げないフォーム”
• バーを押す瞬間の「呼吸のタイミング」
これらが整っていなければ、どれだけ力を出しても逃げてしまうんです。
それを整えるのが「コンディショニング」です。
コンディショニングで行った具体的なこと
彼に行った内容は、主に以下の3つ。
① 呼吸と腹圧の再教育
• 90-90ヒップリフト+ブリージングで、肋骨の位置と腹圧のかけ方を調整
• バーを下ろすときに息を吸いすぎて胸が抜ける癖があったため、呼吸のリズムを修正
② 肩甲骨と胸郭の動きを引き出す
• スキャプラリトラクションの正しい位置を学習
• セラタスリーチやT-ROTで背部の感覚入力を増やす
③ 骨盤と足裏からの出力改善
• 足の踏み込みと骨盤後傾のコントロールを導入
• フロアブリッジや壁押しドリルで、バーを押す“全身の一体感”を強化
100kgを達成したとき、彼が言ったひと言
「重さは変わってないのに、押す感覚がぜんぜん違いました」
この言葉に、すべてが詰まっています。
筋肉は、ただの部品
それを動かす“回路”や“出力の仕方”が正しくなれば、今の筋肉でももっと力を出せるんです。
コンディショニングは「筋トレのための準備体操」ではない!!
「コンディショニング」=「ストレッチやマッサージ」と思っている方も多いですが、それは誤解です。
正確には、「本来の身体の使い方に戻す作業」。
• 呼吸
• 姿勢
• 関節の動き
• 筋出力の順番
• 神経系の再学習
これらを整えることが、筋トレの質を変え、パフォーマンスも身体も変えていきます。
筋トレが伸び悩んだら「鍛える」ではなく「整える」
3年間停滞していたベンチプレスが、わずか数回で進化したのは、鍛え方を変えたのではなく、使い方を整えたからです。
筋トレは「ただ重いものを持てばいい」という時代ではありません。
身体をどう使い、どう動かすか。
それを変えた先に、本当のパフォーマンスアップやボディメイクがあります。
あなたのトレーニングにも、整える時間を少し取り入れてみてください。
その5分が、あなたの「限界」を変えるかもしれません。