【脳科学で読み解く】先延ばし癖・やる気のなさの正体と、回復への道

こんにちは

名古屋市天白区原駅2番出口徒歩1分

スタジオハックの吉田です!

 

みなさまは、こんなお悩みありませんか?


• やる気が出ない。何もかも先延ばししてしまう
• 筋トレや勉強を続けたいのに、気づいたらスマホを触ってる
• 自己嫌悪が続いて、どんどん落ち込んでいく

「自分は意志が弱いのかもしれない」「怠け者だ」と思ってしまうかもしれません。

ですが、それは性格や根性の問題ではありません。
実は、脳の仕組み=ドーパミンシステムの乱れによって起きている可能性があるのです。

 

ドーパミンとは? 〜「やる気」の根源〜

ドーパミンとは、脳の中で働く神経伝達物質のひとつで、
「快楽」「モチベーション」「達成感」などに深く関わっている物質です。

このドーパミンが適切に分泌・受容されていると、
• 勉強や仕事に集中できる
• 小さな成功にも達成感が得られる
• コツコツと努力を継続できる

といった、いわゆる「良い習慣」が自然と続きやすくなるのです。

 

 快楽刺激の過多で、脳がバグる

しかし、現代はスマホ・SNS・ジャンクフード・お酒・夜更かしなど、
強烈な即時快楽刺激に囲まれた環境。

これらの刺激を繰り返すことで、脳の報酬系はどんどん過剰にドーパミンを浴びる状態になります。

その結果どうなるか?

 ドーパミン受容体の感度が鈍くなってしまうんです。

快楽の閾値が上がる。ということは、
普通のことじゃ楽しめなくなる。

ということが起きてしまうわけです。

 

 努力や勉強、運動が「つまらない」と感じるのは自然な反応
• 勉強しても達成感がない
• トレーニングしても気持ちよくない
• 何しても楽しくない

こうした状態は、脳のドーパミンシステムが一時的に麻痺している状態。
つまり、「快楽を感じにくい脳」になっているのです。

 

再調整(リセット)にはどれくらいかかるのか?

脳科学の知見では、
• 最低でも 3週間(21日)
• 理想は 90日(約3ヶ月)

この期間、ドーパミンを過剰に刺激する習慣を減らすことで、
「受容体の感度が戻ってくる」とされています。

 

 いきなり全部はやめなくていい!「まずは3日間」でOK

とはいえ、
「ジャンクもスマホもお酒も全部やめろ!」ではストレスが大きすぎますよね...

まずはスモールステップから始めましょう!


• 3日間だけ「スマホ・ジャンクフードを控える」
• 夜はなるべく静かな環境で早く寝る
• 少しだけでも外を散歩する
• 本当に美味しいものを「よく味わって」食べる

こうした小さな刺激を繰り返すことで、
脳は少しずつ、「シンプルなことを楽しむ力」を取り戻していきます。

 

 脳も筋肉と同じ。回復期間が必要です

トレーニング後に筋肉が疲労するように、
強い刺激を受け続けた脳にも「休養」と「リカバリー」が必要です。

すぐに変わらなくても大丈夫。
少しずつ、快楽に頼らない「本来のやる気」を呼び戻しましょう。

 

人間の脳は、変わる力を持っています。
ちょっとずつ整えていけば、必ず「本来の集中力」や「やる気」は戻ってきます。

「やらなきゃ」じゃなく、「整えよう」と思ってみてください。