【転ばない体】をつくる土台は筋肉だけじゃない

こんにちは。

Studio Hack

パーソナルトレーナーの吉田です。

「最近、何もないところでつまずいて転びました」
これは、実際に僕のお客様である50代の女性、から聞いた言葉です。

彼女はこの1年で体重を20kg落とし、見た目も動きも大きく変化しました。
ですが、「転倒」や「ふらつき」は、筋トレだけでは解決しない問題も含んでいます。

 

転倒=筋力不足?それだけじゃない。

もちろん、筋肉は大事です。
とくに下半身の筋肉が衰えると、バランスを崩しやすくなるのは間違いありません。

でも実は、それ以上に大切なのが、

「反射的に姿勢を保てる力」=リフレシキブルスタビリティ

という、ちょっと聞き慣れない機能なんです。

 

リフレシキブルスタビリティとは?

簡単に言うと、

「あっ!」と思った瞬間に、とっさに体を安定させる反応力

のことです。
• 突然バランスを崩したときに、足が一歩出る
• 後ろから押されても、倒れずに踏みとどまれる
• 荷物をよけながらも、姿勢を保てる

これは、筋トレで育てる「パワー」とはちょっと違って、
神経・感覚・姿勢制御の統合力なんです。

 

片脚立ちができないのは、筋肉が足りないから?

実際、転倒経験のある方の多くが「片脚立ちが苦手」です。
でもこれは単なる筋力不足ではなく、

足裏の感覚が弱い/体幹と足のつながりが悪い

ことが原因のケースも非常に多いです。

実際、今回のお客様もスクワットやヒップスラストはしっかりこなせるのに、
「片脚立ち」はふらついてできませんでした。

 

じゃあ、どうすればいいのか?

➤ いきなり片脚立ちの練習はNG

大事なのは、「反射的に姿勢を整える感覚」を、
安全な範囲で少しずつ再学習していくこと。

たとえば僕のセッションでは、以下のようなことを行っています。

 

反応力を育てるやさしいトレーニング
• 両足をついて姿勢を保ち、軽く体を押されても戻る練習
• その場で足踏みしながら、予測できないタイミングでタオルをキャッチ
• 片膝立ちの姿勢で、足裏の感覚を感じながらリーチ動作

こうした「ゆっくり・かんたん・だけど神経を使う」動きの積み重ねが、
転ばない身体の土台になります。

 

ボディメイクも、姿勢の安定あってこそ

こうした「反射的な安定力」を高めていった結果、
• スクワットの安定感が出て
• お尻の筋肉にしっかり効くようになり
• 自信を持って歩けるようになりました

というお声は実際にあります。

 

 

当ジムでは、体重を落とすだけでなく、
「転ばない」「疲れにくい」「美しく動ける」体づくりをサポートしています。

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