こんにちは
名古屋市天白区原駅2番出口徒歩1分
Studio Hack
トレーナーの吉田です。
「間食はダメってわかってるのに、やめられない…」
そんな声を、トレーナーとしてよく耳にします。
ですが安心してください!
実はあなたが悪いのではなく、「脳の仕組み」がそうさせていることが多いのです。
そこで今回は、行動経済学の考え方を使って、
「間食を自然に減らす仕組み」をご紹介します。
行動経済学ってなに?
行動経済学とは、人間がどう行動や選択をするのかを研究する学問。
「感情」「習慣」「環境」など、合理的じゃない人間の行動のクセを科学的に扱います。
つまり、「なぜ間食をやめられないのか?」を
心理的なクセから逆算して対策することができるんです。
なぜ間食してしまうのか?
行動経済学では、これを「現在バイアス」と呼びます。
• 将来の体型より、目の前のチョコ
• 健康より、今の満足感
人間は「目先の快楽」にどうしても弱い。
これを責めるのではなく、「脳のクセ」に合わせた工夫が必要です。
間食を減らす行動経済学的アプローチ 5選
① ナッジ(Nudge)
=「ちょっと背中を押す仕掛け」
間食を見えない場所にしまう/フタつき容器にする
→「視界に入らない=欲しくなりにくい」
野菜スティックやナッツを手前に置く
→「目に入る食べ物が選択肢を変える」
など
② フレーミング効果
=「見せ方を変えるだけで行動が変わる」
冷蔵庫に「間食=脂肪貯金」の張り紙をする
→ ネガティブなメッセージが抑制に働く
「1個食べるごとに15分歩く必要あり」と表示
→ 食べ物の「コスト」を意識させる
③ 損失回避バイアス
=「得するより、損したくない」心理の活用
アプリで「間食したらポイント減少」設定をする
自分に「間食したら1,000円罰金ルール」を課す
→ 小さな罰が「間食の抑制」に強く働く
④ 先延ばし戦略(遅延報酬)
「15分だけ待って、それでも食べたければOK」
→ 多くの人は「そのうち欲しくなくなる」という研究あり
これは「自制力」ではなく、「時間を味方にする戦略」です。
⑤ デフォルト効果(初期設定の力)
家にお菓子を置かない
→ 「あると食べる」は脳の自然な反応。「最初からない」が最強
お菓子の代わりに「間食ボックス」にゆで卵、プロテイン、ナッツなどを常備
→ 手に取りやすい「初期設定」を変えるだけで、食習慣が変わる
いかがでしたでしょうか?
間食を完全にゼロにする必要はありません。
でも「無意識で食べてしまう」を防ぐことはできます。
間食をやめるには「意志の力」より「仕組みの力」。
痩せる人は、自分に優しい「仕組み」をつくっている人です!