パーソナルトレーナーの技量格差はなぜ起きるのか?現場から見た本当の問題

名古屋市天白区原

鶴舞線原駅徒歩1分

パーソナルトレーニングジムStudio Hackの吉田隼大です。

 

最近、日本経済新聞で「パーソナルトレーナーの技量にばらつきがある」

という記事が話題になっています。
トレーニング中の事故や、誤った指導による不調の報告も増えているとのことです。

ただ、この問題は単純に「トレーナーのレベルが低い」で片付く話ではありません。
実際の現場にいると、もっと構造的な問題が見えてきます。

 

今回の記事では、以下のような点が指摘されています。

パーソナルトレーナーは民間資格が中心で、実技試験がないケースも多い。
そのため指導力に差が出やすい。
実際にトレーニング中のケガや不調の報告が増えている。
スキル向上は各社の研修頼みになっているのが現状。

つまり、「業界として品質担保の仕組みが弱い」という話です。

 

本質的な問題(現場視点の解釈)

ここが一番重要です。

問題は資格ではなく、
評価と再現性の欠如」です。

多くのトレーナーは
・見よう見まねで指導を覚える
・なんとなく効いた感覚で進める
・体系的に評価しない

この状態で現場に立ちます。

結果として
・うまくいく人には効く
・合わない人にはケガや不調が出る

という「運頼りの指導」になりやすい。

これは資格の有無よりも、
評価→仮説→検証のプロセスがないことが原因です。

 

なぜ事故が起きるのか(もう一段深掘り)

事故が起きる典型パターンはかなりシンプルです。

動けない人に、動ける前提のトレーニングをさせる

例えば
・体幹が使えない人に重りを持たせていきなりスクワットをさせる

・肩甲骨のポジションが悪いまま高負荷のトレーニングする
・呼吸が崩れている人に負荷をかける

これ、現場ではめちゃくちゃ多いです。

つまり問題は

トレーニングの強度ではなく、前提条件の見落としです。

 

良いトレーナーの条件

では何が違うのか。

シンプルに言うと

「この人に今それをやらせていいのか」を判断できるかどうか

です。

そのためには
・姿勢や呼吸の評価
・代償動作の観察
・段階設計

この3つが必須になります。

逆にここができていないと、
どれだけ知識があっても事故リスクは上がります。

 

ユーザー側が気をつけるべきこと

この問題はトレーナー側だけでなく、利用者側にも関係します。

見るべきポイントはシンプルで

・いきなり鍛え始めないか
・体の状態を見てくれるか
・痛みや違和感に対して修正できるか

ここを見れば、かなり見抜けます。

 

今回のニュースは「資格の問題」として語られていますが、
本質はそこではありません。

重要なのは
評価→段階設計→安全な負荷設定

これができるかどうかです。

パーソナルトレーニングは本来、
健康を守るためのものです。

だからこそ「誰に任せるか」は非常に重要です。