不調改善は「まず筋トレ」ではない

名古屋市天白区原

パーソナルトレーニングジム Studio Hackの吉田隼大です。

 

みなさんは、肩こりや腰の重だるさ、膝の違和感など、

身体の不調を感じたとき、「筋肉が弱っているからだ」と考えますよね?

運動不足だから支えられなくなっているのだと思い、筋トレを始めるという流れはとても自然です。

 

しかし、実際にはトレーニングを始めても思うように改善しない人が少なくありません。

むしろ動くことで余計に張りを感じたり、痛みが残ったりすることさえあります。

 

ここで一度立ち止まって考えてみる必要があります。

本当に不調の原因は筋力なのでしょうか?

 

私たちは身体を筋肉で動かしていると思いがちですが、動きを決めているのは筋肉そのものではなく脳です。

脳は常に身体から送られてくる感覚情報をもとに「この動きは安全かどうか」を判断し、

その結果として筋肉に指令を出しています。

つまり、身体は筋肉の強さによって動いているのではなく、

感覚をもとにした制御によって動いています。この視点を扱うのが感覚運動科学です。

 

たとえば腰痛がある人の場合、腹筋や背筋が弱いから支えられないのだと考えられがちですが、

実際には脳がその部位を安定していると認識できていないことがあります。

安定していないと感じた場所に対して、身体は守るように働きます。

動きを制限したり、周囲の筋肉を固めたりして、安全を確保しようとするのです。

 

その結果として張りや痛みが生まれます。

つまり不調は壊れているから起きているのではなく、

守ろうとしているから起きている可能性があるということです。

 

この状態のまま筋トレを行うと、筋肉の出力は確かに高まりますが、脳の判断は変わりません。

不安定だという認識が残っていれば、身体はより強い筋肉でさらに守ろうとします。

結果として緊張はむしろ強まり、動きは固くなり、改善しないまま時間だけが過ぎていきます。

 

ここで必要になるのは、筋肉をさらに鍛えることではなく、

身体が安全に動けるという感覚を脳が再び学習することです。

 

呼吸の状態や身体の支え方、重心の扱い方といった感覚的な入力が変わることで、

脳は「ここは守らなくても大丈夫だ」と判断できるようになります。

 

その判断が変わると、防御として働いていた過剰な緊張は自然と減っていきます。

すると動きやすさが生まれ、軽さが戻り、結果として痛みの軽減にもつながっていきます。

 

不調を改善するとは、筋肉を強くすることではなく、身体をうまく制御できる状態を取り戻すことです。

出力を上げる前に入力を整えるという順番が大切になります。

もし運動しているのに変わらない、ストレッチしてもすぐ戻ると感じているなら、そ

れは筋肉の問題ではなく制御の問題が起きているのかもしれません。

不調改善の本質は筋トレではなく、身体の再学習にあります。

ここにアプローチできるかどうかが、改善の分かれ道になります。

 

ご予約や、スタジオの詳しい内容はこちら↓

→不調改善×ダイエットパーソナルジム←