中高年こそ「ランニングマシンより外で歩こう

名古屋市天白区原駅2番出口徒歩1分

50代からのパーソナルトレーニングジム

Studio Hackです。

 

みなさんは、運動不足の解消にウォーキングはされていますか?

中にはジムやスポーツセンターでマシンを使ったり、

中には外で歩いたりされている方もいらっしゃるかと思います。

これどう違うん?

って思ったことありませんか?

結構明確な違いがあるので、最後まで見てください。

これを読むとウォーキングの利点を深く知ることができ、継続につながると思います。

 

1. ランニングマシンは「安全」だけど「退化しやすい」

ランニングマシン(トレッドミル)は、平らで衝撃が一定、天候にも左右されない便利な道具です。
しかし感覚運動科学の視点では、環境が単調すぎることが問題になります。

私たちの脳や身体は、足裏・関節・耳(平衡感覚)・視覚などから得られる多様な情報を使ってバランスを取っています。
しかしマシン上では地面が常に一定となるため、
→ 足裏の感覚が単調になり、
→ バランス反応や姿勢制御のトレーニング効果が乏しくなります。

特に中高年では、転倒予防・姿勢維持に必要な「感覚入力と運動出力の協調」が弱りやすい。
それを刺激するチャンスを、マシンでは失いやすいのです。

 

 2. 外で歩くと「脳と身体の会話」が増える

外を歩くと、地面の硬さや傾き、風、音、光など、環境が常に変化します。
→ そのたびに脳は「姿勢をどう保つか」「足をどう出すか」を瞬時に調整します。
これが、感覚運動統合(sensorimotor integration) の最良のトレーニングになります。

つまり外歩きは、単なる有酸素運動ではなく、
脳と身体を同時に鍛える

全身の再教育でもあるわけです。

最近の研究でも、外歩きの方が
• 認知機能(注意・記憶力)
• バランス能力
• 情緒の安定(セロトニン分泌)
の改善効果が高いと報告されています。

 

 3. 外歩きで得られる3つの感覚運動メリット
1. 足裏の感覚刺激が増える
 → 不整地(アスファルト・芝生・砂利)を歩くことで、足底の感覚受容器が再活性化。
 → これが「ふらつき防止」「膝・股関節の安定」に直結。
2. 視覚と平衡感覚が連動する
 → 周囲を見ながら歩くことで、視線・頭部・体幹の協調が強化。
 → 猫背やスウェイバック姿勢の改善にも。
3. 感情面のリセット効果
 → 太陽光によるセロトニン分泌。
 → 自然音や風刺激が自律神経を整え、ストレスを軽減。

 

えっ??じゃあマシンだめじゃん!!

そんなことはありません。
マシンは、天候不良や体力が落ちている時、ペース管理をしたい時に最適です。
ただし、「安全に汗をかく装置」として使うにとどめ、
歩行機能の再教育や転倒予防には外歩きがベターという考え方です。

 

中高年におすすめの外歩き習慣
• 朝または昼間の15〜30分ウォーキング
• 凸凹のある地面を一部入れる(公園や芝生など)
• スマホを見ずに視線を遠くへ
• 呼吸を整えながら、背筋を伸ばしてリズミカルに

→ これだけで、姿勢・メンタル・バランスが同時に整います。

 

ランニングマシンは「運動」
外歩きは「人間らしい動き」

感覚運動科学の観点では、
外の環境こそが最強のジムです。

歩くたびに、脳と身体が対話し、
あなたの姿勢・体力・心を少しずつ若返らせてくれます。

 

どうでしょうか?

外で歩いてみたくなりましたか?(笑)