こんにちは
Studio Hackです!
「アレクサンダー・テクニック」って聞いたことありますか?
これは、力みを手放し、自然な動きを取り戻す 。という方法です。
「姿勢を良くしようとしても、すぐに元に戻ってしまう」
「肩こりや腰痛が慢性的に取れない」
「もっと楽に、自然に動きたいのに力が入ってしまう」
そんな悩みを持つ方におすすめなのが、アレクサンダー・テクニックです。
これは、身体の使い方のクセに気づき、より自然で快適な動きを取り戻すための教育的アプローチ。
発祥は19世紀末のオーストラリアで、
俳優フレデリック・マサイアス・アレクサンダーが自身の発声の問題を改善する過程から生まれました。
以来、俳優・音楽家・ダンサー・アスリートなど、世界中の身体表現者に広く実践されています。
アレクサンダー・テクニックの基本原則
1️⃣「使い方」
私たちの体と心の使い方が、そのまま機能に影響します。
姿勢・呼吸・思考・感情はすべてつながっており、どれか一つを変えるだけで全体が変わります。
2️⃣「抑制」
いつものクセを「やめる」ことから始めます。
たとえば立ち上がる時、「早く立たなきゃ」と力むクセに気づき、
いったん止まってより良い選択をしてみる。
この「抑制」が、動作を変える第一歩です。
3️⃣「方向付け」
「頭を軽く前へ」「背中を広く」「脚を地面へ長く」など、
自分に正しい方向性を与える意図を持ちます。
すると、体が自然に再調整を始め、過剰な緊張がほどけていきます。
日常でできる簡単な実践法
まずは仰向けで膝を立てて休む(セミ・スパイン)姿勢がおすすめです。
呼吸を観察しながら、頭や背中、骨盤が地面にどう接しているかを感じてみましょう。
また、立ち上がる・歩く・話すなど、日常のあらゆる動作の中で、
「どこに力が入っているか?」を観察するだけでも十分な練習になります。
科学的にも注目される効果
• 慢性腰痛:アレクサンダー・テクニックの指導を受けた人では、
1年後も痛みと機能障害が有意に改善(英BMJ誌 2008年)
• パーキンソン病・慢性痛:中程度の改善効果を報告
• 自律神経・集中力:不要な緊張が減ることで、ストレス耐性や集中力が向上
「姿勢を正す」よりも前に、「自分の使い方に気づく」こと。
それが、根本的な改善への近道です。
アレクサンダー・テクニックは、単なる姿勢矯正法ではなく、
自分のカラダを感じる力を育てる教育法です。
動作を変える前に、まず気づく。
そして、より良い選択をしてみる。
その積み重ねが、無理のない姿勢・自由な呼吸・安定した心へとつながります。
「頑張って姿勢を良くする」のではなく、
「頑張らなくても整う身体の使い方」を、取り戻していく。
そんな考え方が、アレクサンダー・テクニックの本質です!!