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Studio Hack吉田です!
今回は、
動きを鍛える !
感覚運動科学から見た「本当に使えるカラダ」の作り方
についてお話します。
そもそも、動きを鍛えるとは?
多くの人が「鍛える」というと、重いダンベルを持ち上げたり、腹筋を何回もすることをイメージします。
でも、私たちの身体は「筋肉単体」ではなく「動き全体」で働いている」のです。
たとえば、
・階段を上る
・洗濯物を干す
・振り返る
といった日常動作には、筋力だけでなく「バランス」「感覚」「協調性」が関わっています。
これらを総合的に高めることが、「動きを鍛える」という考え方です。
感覚運動科学の視点で見る「動き」について
感覚運動科学では、動きは次の3つの要素が連携して成り立つと考えられます。
1. 感覚
身体の位置・動き・力の情報を感じ取る「センサー」の部分。
→ 例:足裏で床の硬さを感じる、肩の位置を無意識に把握する。
2. 統合
感じた情報を脳が整理して、「どう動くか」を判断する過程。
→ 例:バランスを崩しそうなときに体幹で支える。
3. 運動
判断に基づき、筋肉を協調的に働かせて実際に動く段階。
→ 例:倒れないように片脚で支える、腕をスムーズに動かす。
つまり、「正しい動き」は筋力よりもまず感覚と制御の質から生まれます。
これを整えることで、痛みのない・再現性のある動きが手に入ります。
筋トレだけでは補えない「動きの質」
筋力トレーニングだけでは、次のような課題が残ることがあります
・筋肉は強くなったのに、動きがぎこちない
・姿勢や関節の動きが変わらない
・運動後に痛みや疲労が残る
それは、「感覚の入力」や「動きの連携」を鍛えるアプローチが抜けているためということですね。
だからこそStudio Hackでは、
ポールやボールなどを使った感覚入力の再教育
呼吸や姿勢調整による動きの土台づくり
安定性+可動性を整える動作トレーニング
を通じて、動きそのものを鍛えることを大切にしています。
「動きを鍛える」と何が変わるのか?
感覚運動科学に基づいたアプローチを続けると、次のような変化が現れます。
①姿勢が自然に整う
②関節の動きがスムーズになる
③力を無理なく伝えられる
④日常動作が軽くなる
⑤慢性的な痛みや疲れが減る
これは「筋肉がついたから」ではなく、
身体の使い方が変わったからです。
「動きを鍛える」とは、
筋肉を大きくすることではなく、
感覚と動作のつながりを再教育し、動きを再設計すること。
それができると、年齢に関係なく、身体はまだまだ進化できます。
あなたの身体の「動きのクセ」、一度チェックしてみませんか?
体力よりも先に「動き」を鍛える。
それが、一生使える身体をつくる最短ルートです!!