椎間板ヘルニアに対する運動の考え方

こんにちは

名古屋市天白区原駅2番出口徒歩1分

50代からのパーソナルトレーニングスタジオ

Studio Hack吉田です。

 

今回は、

椎間板ヘルニアに対する運動をお話します。

みなさんはそもそも、

椎間板ヘルニアと診断されたら、運動してはいけないと思っていませんか?

もちろん、医師から運動は控えてくださいと言われたら従わなければなりませんが、

実際には安静よりも適切な運動が回復を助けるという研究が増えています。

 

感覚運動科学の視点
ヘルニア=椎間板の突出は事実だが、「痛みの程度=突出の大きさ」ではない。

実はヘルニアをお持ちでも症状のない方はごまんといます。

痛みやしびれは、神経の感作・筋緊張・恐怖回避行動など 神経系と運動制御のエラーによって増幅される

ということがわかっています。
動かないことで感覚入力が減り、脳の運動マップが不鮮明になり、さらに「動けない身体」になってしまう

ということが起こります。

 

ここで「運動が有効な理由」についてお話します。


①感覚入力の再学習
軽い運動で体幹や四肢からのフィードバックを脳に届け、誤作動を修正していきます。


②筋・関節の安定化
腹横筋、多裂筋、殿筋群などを動かすことで腰椎の微細な安定性が高まります。(インナーマッスル等)


③血流・代謝改善
安静で滞りがちな椎間板や神経周囲の血流を改善し、修復環境を整えていきます。


➃恐怖回避行動の打破
「動いても大丈夫」という経験が、痛みの慢性化を防ぎます。

➃のこれはかなり大切だと感じています。

 

ただし、注意点はあります。
急性期の強い炎症・激痛時は無理しないようにしましょう。
動作は「痛みが強くならない範囲」で行いましょう。
専門家(医師、理学療法士・運動指導者)と一緒に段階的に行いましょう。

特に医師から診断を受けずに自己判断、医師から運動の許可が出ていない場合は要注意です。

 

いかがでしたでしょうか?

あなたの痛みは安静にして改善されていますか?

されていないのであれば医師の許可のもと、運動を行う事をおすすめします。