少し歩くと腰が張ってくるんです...!!
結構お客さまでいらっしゃいます。
すると多くの方がこう考えます。
「腰が弱いんだ」
「腹筋や背筋を鍛えないとダメなんだ」
でも、現場で身体を見ている立場から申し上げますと、
歩くと腰が張る原因は、腰の筋力不足ではないケースがほとんどです。
腰は「サボっている」のではなく「働かされすぎている」
歩行中に腰が張る人の身体を観察すると、以下のような共通点があります。
• お尻があまり使われていない
• 太ももの後ろや内ももが硬い
• 肋骨が開いたままで呼吸が浅い
• 骨盤が後ろに倒れ、上半身が腰に乗っている
この状態で歩くとどうなるか。
本来
• 股関節
• お尻
• 体幹全体
で分担するはずの負担を、
腰だけが一手に引き受けることになります。
つまり腰は「弱い」のではなく、
ずっと酷使され続けている状態なのです。
「歩けている」と「正しく歩けている」は別物
多くの方が誤解していますが、
「歩ける=身体が機能している」ではありません。
• 股関節がほとんど動かない歩き方
• 足が前に出るたびに腰でバランスを取る歩き方
• 地面を蹴れず、身体を前に倒して進む歩き方
これでも日常生活は成立します。
しかしその代償として、腰が張ります。
特に50代以降は
• 筋力低下
• 関節可動域の低下
• 呼吸の浅さ
が重なり、腰に代償が集中しやすくなります。
腰が張る人ほど、やってはいけないこと
ここは重要です。
歩くと腰が張る人がよくやっているのが
• 腰のストレッチを繰り返す
• 腹筋・背筋を一生懸命鍛える
• コルセットで固める
一時的に楽になることはあります。
でも根本は変わりません。
なぜなら
腰は原因ではなく結果だからです。
本当に見るべきポイントはここ
腰ではなく、次の部分を見直す必要があります。
• 股関節が歩行中に使えているか
• お尻で地面を押せているか
• 足裏全体で体重を受け取れているか
• 息を止めずに歩けているか
これらが整うと、不思議なことに
腰を何もしていなくても張りにくくなります。
実際、
「30分歩くと腰がだるくなる」と言っていた方が
歩き方と身体の使い方を整えただけで
距離を伸ばせるケースは珍しくありません。
だからこそ
「腰を鍛える」より先に
「腰に頼らない身体の使い方」を取り戻すこと。
それが、
長く歩ける身体への一番の近道ってことですね!