猫背の正体とは

こんにちは

名古屋市天白区原駅2番出口徒歩1分

40代の運動不足解消専門パーソナルジム

Studio Hackトレーナーの吉田です。

今回は、

猫背の正体とは?

というテーマでお話します。

あなたの背中、実は正しく丸まっていない

「猫背」と聞くと、多くの人は「背中が丸まって悪い姿勢になっている状態」をイメージするでしょう。
しかし、実はこの猫背という状態、ただ丸まっているだけではないのです。
本当の問題は、「丸まるべきところが丸まれず、他が無理して丸まっている」ことにあります。

■ 胸椎が動かない現代人の猫背

本来、丸まるべきは背骨の中でも**胸椎(きょうつい)**という部分です。
ところがデスクワークやスマホの長時間使用によって、胸椎がどんどん硬くなり、

うまく丸められなくなっている人が非常に多くなっています。

すると、どうなるか。
体はバランスを取ろうとして、腰(腰椎)や首(頸椎)を過剰に曲げることで、無理やり前かがみの姿勢を作ろうとします。
これが、現代型の「悪い猫背」の正体です。

■ なぜ『あえて丸める』必要があるのか?

猫背を治すには、ただ背筋を伸ばすだけでは不十分です。
なぜなら、本来丸まるべき胸椎の動きが失われたままでは、正しく伸びることもできないからです。

そこで大切になるのが、「正しい丸まり方」を取り戻すこと。
つまり、背中をあえてコントロールしながら丸める練習をすることで、
・胸椎がしっかりと屈曲できるようになる
・腰や首に負担をかけずに自然な姿勢が作れる
このような良い変化が起きてくるのです。

■ 悪い丸まりと良い丸まりの違い

悪い猫背 良い丸まり
丸め方 無意識にダラっと力が抜けている 筋肉を使ってコントロールしている
動いている場所 腰・首中心 胸椎中心
支え方 体が崩れている 軸がしっかりしている

つまり、「猫背だから伸ばそう!」ではなく、
**「猫背だからまずは正しく丸めよう!」**が本当に効果的なアプローチなのです。

■ まとめ

猫背は単なる「背中が丸まっている状態」ではありません。
本来丸まるべき胸椎が動かないために、体の別の部分が代償している結果なのです

だからこそ、
・胸椎を正しく丸める練習
・背骨全体の可動域を広げるアプローチ
この2つを意識して取り組むことで、無理なく、根本から猫背を改善していくことができます。

「背筋を伸ばして頑張る」の前に、
「正しい丸め」をマスターして、しなやかで強い姿勢を手に入れましょう。