腰痛のある人これができていない ドローインとブレーシングとは

こんにちは

名古屋市天白区原駅徒歩1分

ファンクショナルボディメイクスタジオStudio Hack

トレーナーの吉田です。

 

今回は、

 

「ドローイン」と「ブレーシング」という呼吸法について

お話したいと思います。

 

みなさんはどちらかというと「ドローイン」の方が聞き馴染みがあるのかなと思います。

Paul Hodgesさんが提唱しているお腹のインナーである「腹横筋」の収縮を高めるのがドローイン。

研究で腰痛患者は腹横筋の働きが遅いということがわかりました。

そこで、腹横筋を活性させましょうということから始まりました。

しかし、Hodgesさんはそれが「カラダを安定させる」とまでは言っていないのです。

腹横筋が働くとウエストを締める作用があるので女性でくびれを作りたい方にはおすすめです。

 

ここで「ブレーシング」の話になりますが、

Stuart McGillさんが提唱しているのがブレーシング。

これは、強く腹圧(腹腔内圧)を高めている状態です。

腹圧を高めることで、腰部の脊柱を安定させるわけです。

*腹圧(腹腔内圧)もしくはIAPは、脊柱の主要な安定器(スタビライザー)である ‘Pavel Kolar‘

腹腔内圧(IAP)を高めるには適切な横隔膜の求心性収縮(下降)が必要なので

ドローインでは難しいんですね。(腹横筋の単独の収縮のため)

つまり、腰痛改善には「ドローイン」は向いてないという可能性が高いです。

 

そもそもしっかり腹圧を高める(横隔膜を働かせる)には

姿勢(アライメント)が重要です。

例:肋骨がパカーンと開いている(過剰に外旋)リブフレアともいう。

 :骨盤の過前傾 など

 

横隔膜とは固有受容器というものが少なく、意識的にコントロールするのが難しいです。

つまり、姿勢や胸郭(胸の骨)の状態で、活動が変わります。

 

正しい機能的な姿勢作り→呼吸トレーニングで

腰痛を予防、改善し、美しく強いカラダを目指したいですね。