自律神経の不調の意外な原因

こんにちは。

名古屋市天白区原駅2番出口徒歩1分

パーソナルトレーニングスタジオStudio Hack

トレーナーの吉田です。

 

今回は少し聞き慣れない言葉、「こうじゅうかく(後縦隔)」についてお話しします。

ちょっと難しそうに聞こえるかもしれませんが、
このエリアがかたくなると、

「呼吸が浅くなる」「姿勢が悪くなる」「疲れやすくなる」

といった影響が出てしまうことが、最近の研究でわかってきています。

 

・ こうじゅうかくってどこ?

「後縦隔(こうじゅうかく)」とは、胸の奥深く、背骨の前あたりにあるスペースのこと。

ここには
• 食道(食べ物の通り道)
• 迷走神経(リラックスを司る神経)
• 自律神経の中枢である交感神経節 

などが通っています。

ざっくり言うと、「呼吸」「姿勢」「自律神経」

ど真ん中にある通り道のような場所なんです。

 

・ なぜ、ここが「かたくなる」?

現代人はこんな生活をしています。
• 猫背でスマホを見る
• デスクワークで前かがみ
• 呼吸が浅く、胸が動かない

これらの姿勢や生活習慣によって、胸の奥がつぶれ、「後縦隔」がギュッと縮こまってしまうのです。

 

・後縦隔がつぶれると、なにが起こる?

1つずつ見ていきましょう。

① 呼吸が浅くなる

→ 肺の奥まで空気が入らず、常に浅い呼吸になります
→ 酸素が不足しやすく、疲れやすくなる

② 自律神経が乱れやすくなる

→ 緊張・不安・不眠・冷えなどにつながることも

③ 姿勢が崩れる

→ 猫背が定着し、肩や腰に負担がかかる

 

 逆に「後縦隔を広げる」とどうなる?
• 背中が自然に伸びて、姿勢が楽になる
• 呼吸が深くなる
• 自律神経が整い、リラックスしやすくなる
• 内臓の位置が整い、ぽっこりお腹の改善にも

実は、運動不足の方や中高年層こそ、この「胸の奥の広がり」が重要になってきます。

 

自宅でできる簡単な後縦隔ストレッチ

やり方は、かんたん!

 四つ這いロッキング(猫の伸びポーズ)
1. 床に手と膝をつき、四つ這いになります
2. 息を吐きながら、ゆっくりお尻を後ろに引きます
3. 背中を丸めすぎず、胸を軽く広げるようにキープ
4. 深い呼吸を3回

 背中の奥(ちょうど心臓の裏側あたり)に空気が入る感覚を意識!

 

「後縦隔(こうじゅうかく)」は、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、
この場所がゆるんで広がることで、呼吸・姿勢・自律神経に良い影響が生まれます。

運動が苦手な方でも、深い呼吸とちょっとした動きで改善できるので、
ぜひ今日から少しずつ始めてみましょう。

 

ご質問があれば、いつでもスタジオでお待ちしています😊
最後まで読んでいただきありがとうございました!