高齢ドライバーの事故を防止するには

こんにちは

名古屋市天白区原駅2番出口徒歩1分

パーソナルジムStudio Hackです。

今回は、

高齢者ドライバーの事故を感覚運動科学の視点で防ぐには?

というテーマでお送りいたします。

 

【はじめに】

高齢者ドライバーによる交通事故は、社会的に大きな課題となっています。
「反応が遅い」「視力が落ちた」といった説明で済まされがちですが、

実際には 感覚と運動の統合 に関わる機能が加齢とともに変化していることが背景にあります。
今回は「感覚運動科学」の視点から、その原因と防止のヒントを解説します。

 

【高齢者に起こる感覚運動の変化】


1. 視覚処理の低下
・動く対象を捉えるスピードが遅くなる

・視野が狭くなり、周辺からの危険を察知しにくい


2. 前庭感覚・バランス能力の低下
・加速・減速やカーブでの車体傾きに対する感覚が鈍化
・運転時に「揺れ」への反応が遅れやすい


3. 固有感覚(身体位置感覚)の低下
・ブレーキやアクセルの踏み込み加減を正確に感じにくい
・ペダルの踏み間違いにつながる


4. 感覚-運動統合の遅延
・「危険を目で認識 → 脳で判断 → 足でブレーキ」までの一連の流れが遅くなる

 

【感覚運動科学から見た事故リスク】


・「視覚に頼りすぎる運転」が増える
(→周辺視野が弱まり、ブレーキの反応遅れや車線変更時の見落としにつながる)


・ 「運動の微調整がきかない」
(→車間距離を詰めすぎたり、カーブで大きく膨らむ)


・ 「マルチタスクが難しい」
(→標識を確認しながら操作するなど、同時処理が苦手になる)

 

では、どうすれば防止できるのか?

 

【防止のための具体策】


1. 感覚機能のトレーニング
• 周辺視野を広げる眼球運動エクササイズ
• バランスボードや片脚立ちで前庭感覚・固有感覚を刺激


2. 運動反応のトレーニング
• 簡単な反射ゲーム(光や音に反応して押す)
• 足踏みやステップ動作で下肢反応の素早さを保つ


3. 運転環境の調整
• 明るい時間帯の運転を優先
• 車は運転補助機能(自動ブレーキ、車線逸脱防止)を活用


4. 生活習慣の改善
• 十分な睡眠と栄養 → 認知・感覚機能の維持に直結
• 定期的な運動習慣 → 感覚運動の統合能力を高める

という方法が挙げられます。

 

高齢者ドライバーの事故は、単なる「注意力不足」ではなく、感覚と運動の統合機能の衰えが大きく関わっています。
つまり、 感覚を鍛え、運動反応を維持するトレーニングを取り入れることで、リスクを減らすことは可能です。

「運転免許を返納するかどうか」という二択だけでなく、

感覚運動科学に基づく予防アプローチを社会全体で広めていくことが、これからの安全に繋がるでしょう。

Studio Hackではこれらを解消するトレーニングも行っています。

もし、高齢になっても運転したい。今、高齢だから心配。

という方、是非お待ちしております。

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