名古屋市天白区
鶴舞線原駅徒歩1分
パーソナルトレーニングジム Studio Hackの吉田です。
今回は、
姿勢改善に必要なのは「筋トレだけ」ではない。
脳と感覚運動科学から考える本当のアプローチ
というテーマでお話します。
「姿勢を良くしたいので背筋を鍛えましょう」。世の中ではよく言われますよね。
しかし実際には、筋トレを頑張っても姿勢が戻ってしまう人は少なくありません。
猫背改善のために胸を張る意識をしても長続きしない。ストレッチをしても数日後には元に戻る。
整体直後は良くてもまた肩こりや腰痛が出てくる。このようなケースは非常に多いです。
その理由は、姿勢が単純な「筋力不足」の問題ではないからです。
私たちの身体は、筋肉だけで動いているわけではありません。
呼吸、感覚、バランス、重心制御、そして脳による運動学習まで含めて姿勢は作られています。
つまり姿勢とは、単なる見た目ではなく脳が選択した結果なのです。
人間の脳は常に、「どの姿勢が最も安全か」「どの姿勢が最もエネルギー効率が良いか」を無意識に判断しています。
肩が前に入る、腰が反る、首が前に出るといった状態も、単なる悪い癖ではなく、
脳がその姿勢を選ばざるを得なくなっている可能性があります。
例えば、呼吸が浅くなると身体は無意識に首や肩の筋肉を過剰に使い始めます。
すると肩が上がり、胸郭が硬くなり、首の緊張や反り腰につながります。
また、足裏感覚がうまく使えない人は、重心を安定させるために腰や背中を固めて姿勢を保とうとします。
つまり猫背や反り腰はサボっている姿勢ではなく、身体が安全を確保するための戦略になっていることも多いのです。
感覚運動科学では、脳は感覚入力を元に身体を制御しているという考え方が非常に重要視されています。
身体を変えるためには、筋肉を鍛える前に脳がどう身体を認識しているかを考える必要があります。
特に呼吸、視覚、前庭感覚、足裏感覚、関節位置感覚などは姿勢制御に大きく関わっています。
そのため、姿勢改善において最初から強い筋トレを行うことが、必ずしも最適とは限りません。
むしろ、感覚入力や重心制御が乱れたまま筋トレをすると、間違った動き方をさらに強化してしまうケースもあります。
例えば、反り腰の方が腹圧を作れないままスクワットを繰り返せば、
股関節ではなく腰で支えるパターンが強化されることがあります。
肩甲帯の安定性が低い状態で上半身トレーニングを繰り返せば、首や肩への負担が増えることもあります。
だからこそ私たちは、「評価 → 調整 → 再教育 → 強化」という順番を重視しています。
まず姿勢を見て、なぜその姿勢になっているのかを評価する。
そのうえで呼吸や胸郭、骨盤、足部などを調整し、脳が動きやすい環境を作る。
その後に、正しい動きを身体へ再教育していきます。そして最後に筋力を統合していく。この順番が非常に重要です。
実際、反り腰ひとつ取っても原因は人によって異なります。
単純な腹筋不足だけでなく、呼吸機能低下、胸郭の硬さ、股関節伸展制限、過緊張、足部不安定など、
複数の要因が重なっているケースが多いです。そのため、反り腰だから腹筋という単純な話ではありません。
私自身も以前は、筋トレをすれば姿勢は良くなると考えていました。
しかし現場経験を積む中で、筋肉だけでは説明できないケースを数多く見てきました。
頑張って鍛えているのに肩こりが改善しない人、腹筋しているのに反り腰が変わらない人、ストレッチしても腰痛を繰り返す人。
そういった方ほど、感覚入力や呼吸、運動学習の問題が隠れていることが多かったのです。
だからこそ現在は、整体とトレーニングを切り離して考えるのではなく、脳と身体の再学習という視点を大切にしています。
姿勢改善とは、単に良い形を作ることではありません。脳がこの姿勢なら安全に動けると学習し、
無意識でもその姿勢を選べるようになることが本質です。
もし「頑張っているのに姿勢が変わらない」「肩こりや腰痛を繰り返す」「筋トレだけでは改善しない」と感じているなら、
必要なのは筋肉だけを見ることではないかもしれません。
呼吸や感覚、脳の働きまで含めて身体を見直すことで、姿勢改善は大きく変わる可能性があります。
Studio Hackでは、単なるトレーニングだけではなく、
「なぜ姿勢が悪くなるのか?」
という部分から評価し、不調改善・姿勢改善・ダイエットをサポートしています。
あなたの生活に合わせて、
無理なく続けられる方法をご提案します。