身体を整え、動きを使えるようになったら、その先にあるのが「鍛える」という段階です。
鍛えることの意味を、身体の使い方という視点から考えます。
名古屋市天白区
鶴舞線原駅徒歩1分
パーソナルトレーニングジム Studio Hackの牧野です。
「前より動きやすくなった。」
「今までできなかった動きができるようになった。」
「意識すれば、身体をうまく使えるようになってきた。」
ここまで来たら、
次に必要になるものがあります。
それが、
「鍛える」ことです。
でも、
ここでいう「鍛える」は、
ただ重いものを持つことではありません。
① 「動ける」と「強く動ける」は違う
身体を整えて、
動き方を覚えて、
実際の動作で使えるようになった。
これは、とても大切なことです。
でも、
日常生活より大きな負荷がかかったら?
疲れてきたら?
何度も同じ動作を繰り返したら?
少し難しい状況になったら?
その動きを、
同じように使えるでしょうか?
ここで必要になるのが、
身体の「強さ」です。
「動ける」ということと、
「負荷がかかっても動ける」ということは、
少し違います。
② 鍛えることは「動きを壊さずに負荷を上げる」こと
例えば、
スクワットの動きができるようになったとします。
まずは、
自分の身体だけで動いてみる。
それが安定してきたら、
少しずつ負荷を加えていく。
さらに、
回数を増やす。
重さを増やす。
難しい条件にしていく。
そうすると、
身体はその負荷に適応していきます。
実際、筋力トレーニングは筋力や筋肉量だけでなく、身体機能や身体的パフォーマンスの向上にもつながります。2026年のACSMの最新の見解でも、目的に応じて負荷や量などを調整しながら継続することが重要とされています。
ここで大切なのは、
負荷を増やしても、身体の使い方を保てること。
ただ重くするのではありません。
「良い動きができる」
から、
「負荷がかかっても、その動きを使える」
へ進んでいく。
これが、
鍛えることの一つの意味だと思います。
③ だから「鍛える」は、身体を知った先にある
もちろん、
最初から筋力トレーニングをしてはいけない、
という話ではありません。
筋力が必要な人もいます。
体力をつけたい人もいます。
筋肉を増やしたい人もいます。
目的によって、
鍛えることはとても重要です。
ただ、
その人の身体がどう動いているのかを知らず、
必要な動きがうまく使えないまま、
「とりあえず鍛える」
となると、
せっかくのトレーニングを、
身体の使い方につなげにくいことがあります。
だから僕は、
「鍛える前に、身体を知る」
ことを大切にしています。
④ 鍛えることで「自然にできる」を「強みに変える」
身体と脳が動き方を覚えて、
自然にできるようになった。
そこに、
少しずつ負荷を加えていく。
すると、
その動きは、
「できる」だけではなく、
「力を出しながらできる」
へ変わっていきます。
さらに、
繰り返す。
負荷を調整する。
また繰り返す。
そうやって、
身体の能力として少しずつ高めていく。
だから、
鍛えることは、
整えてきたものを壊すことではありません。
整えて、使って、覚えたものを、さらに強くしていく。
そんな役割があります。
⑤ 身体づくりは「一方通行」ではない
ここまで、
知る。
整える。
使う。
覚える。
鍛える。
と順番に話してきました。
でも、
実際の身体づくりは、
一度進んだら終わりではありません。
鍛えているうちに、
「ここが動きにくいな」
と気づくこともあります。
負荷を上げたら、
今まで気づかなかった動きの癖が出ることもあります。
そうしたら、
また身体を見直す。
必要なら整える。
また使う。
そして、
また鍛える。
つまり、
身体づくりは循環しています。
まとめ
身体を整える。
動かしてみる。
使い方を覚える。
そして、
鍛える。
この順番には、
それぞれ意味があります。
「整える」は、
身体を一時的に楽にすることだけではない。
「使う」は、
動ける範囲を増やすだけではない。
「覚える」は、
正しい動きを一度できれば終わりでもない。
そして、
「鍛える」は、
ただ重いものを持つことでもありません。
できるようになった動きを、負荷がかかっても使える身体にしていくこと。
それも、
鍛えることの大切な役割です。
だから、
身体づくりは、
知る → 整える → 使う → 覚える → 鍛える
という流れで考えてみる。
そして、
鍛えたことで新しい課題が見つかったら、
また身体を知る。
必要なら整える。
また使う。
また鍛える。
この繰り返しです。
身体は、
一度完成したら終わりではありません。
その時々の自分に合わせて、
少しずつ変えていくもの。
だからこそ、
「何をするか」だけではなく、
「今の自分には、何が必要なのか」
を考えることが大切なのだと思います。
そんな方は、一度身体全体の動きを見直してみませんか?
Studio Hackでは、一人ひとりの身体の状態を評価し、生活スタイルに合わせた改善方法をご提案しています。
身体づくりをもっと知りたい方はこちら
・「最初はできなかったのに、いつの間にかできる」|身体は動き方を覚えていく