「身体が硬い=悪い」ではない|動かないことにも意味がある

身体が硬いと「柔らかくしなければ」と考えがちですが、すべての場所が大きく動けばいいわけではありません。

身体の動きと代償を知ることで、整えるべき場所も見えてきます。


名古屋市天白区

鶴舞線原駅徒歩1分

パーソナルトレーニングジム Studio Hackの牧野です。


「身体が硬いから、柔らかくしないと。」

そう思ったことはありませんか?

前屈が苦手。

肩が上がりにくい。

しゃがみにくい。

身体を動かすと、

「自分は身体が硬いな。」

と感じることがあります。

もちろん、必要な動きができないほど動きにくい場所があれば、その状態を見直すことは大切です。

でも、

身体のすべての場所が、たくさん動けばいいわけではありません。

身体には、

よく動くことが必要な場所。

ある程度安定していることが必要な場所。

動きをコントロールすることが必要な場所。

それぞれがあります。

だから、

「動かない=悪い」ではないのです。


① 身体には「動かないこと」が必要な場面もある

例えば、

立っているとき。

歩いているとき。

何かを持ち上げるとき。

身体はずっと動いているように見えます。

でも実際には、

動くところがある一方で、

身体を安定させているところもあります。

もし身体のすべての場所が自由に動きすぎたら、かえって身体をコントロールすることが難しくなるかもしれません。

だから、

「よく動く身体=良い身体」

とは限りません。

大切なのは、

必要なところが必要なだけ動き、必要なところが安定していること。

そのバランスです。


② 「硬い」と「安定している」は同じではない

ここは少し注意が必要です。

身体が動かないからといって、

「ここは安定していて良いんだ」

と決めつけることもできません。

例えば、

本来動いてほしい場所が十分に動かないことで、

別の場所がその動きを補うことがあります。

すると、

一見すると動作はできていても、

身体の一部にいつも以上の負担がかかっていることがあります。

これは、いわゆる代償動作の一つの考え方です。

ただし、

代償すること自体が悪いわけではありません。

身体は、そのときの状態の中で、

「どうにか動こう」

として別の方法を使っているとも考えられます。

だから大切なのは、

「代償しているからダメ」

ではなく、

「なぜ、その動き方になっているんだろう?」

と考えることです。


③ 例えば、しゃがむときの足首

しゃがむとき、

足首にはある程度の動きが必要です。

もし足首が十分に動かなければ、

膝や股関節、身体全体の動き方が変わることがあります。

例えば、

足首が動きにくい。

そのままではしゃがみにくい。

身体が別の動き方を使って、しゃがむ動作を成立させようとする。

そんなことが起こる場合があります。

でも、

だからといって、

「足首をとにかく柔らかくしよう」

と考えればいいわけでもありません。

大切なのは、

「しゃがむという動作の中で、足首が必要なだけ動いているか?」

です。

必要な動きができているのであれば、それ以上に柔らかくする必要がない場合もあります。

反対に、必要な動きができていないのであれば、そこを整える必要があるかもしれません。

つまり、

「どれくらい柔らかいか」より、「必要な動きができているか」。

ここを見ることが大切です。


④ 柔らかさより「動きを使えること」

身体を柔らかくすること自体が目的になってしまうと、

「前屈で手が床についた!」

「肩がここまで上がった!」

という結果だけを見てしまいます。

でも、

その柔らかさを実際の動作で使えているでしょうか?

例えば、

身体は柔らかいけれど、

しゃがむとバランスを崩す。

腕は上がるけれど、

力を入れると身体が不安定になる。

そんなこともあります。

だから、

柔らかさは目的ではなく、身体を動かすための一つの要素です。

必要な動きができて、

それを自分でコントロールできる。

そこまで含めて、

「身体が動く」

と考えたいところです。


⑤ 「硬いから伸ばす」ではなく、「なぜ硬いのか?」

身体が硬いと感じたとき、

「じゃあストレッチしよう。」

となるのは自然なことです。

でも、その前に、

「なぜ、ここは動きにくいんだろう?」

と考えてみる。

筋肉が緊張しているのか。

関節そのものが動きにくいのか。

別の場所がうまく動かないことで、動きが制限されているのか。

動作の中で、別の場所が補っているのか。

そもそも、その動きが本当に必要なのか。

いろいろな可能性があります。

だから、

硬い場所を見つけたら、すぐに柔らかくする。

ではなく、

硬い理由を知る。

そこから始めることが大切です。


まとめ

身体が硬い。

身体が動かない。

そう感じると、

「柔らかくしなければ」

と思ってしまいます。

でも、

身体は、すべての場所が大きく動けばいいわけではありません。

必要なところが必要なだけ動き、

必要なところが身体を安定させ、

それぞれが協力して一つの動作をつくる。

そして、どこかが動きにくければ、身体は別の場所を使って動作を成立させようとすることもあります。

だから大切なのは、

「どれくらい柔らかいか」ではなく、「必要な動きができているか」。

そして、

「なぜ動きにくいのか?」

を知ること。

それが分かれば、

「どこを整える必要があるのか」

も見えてきます。

整える前に、まず知る。

その順番が、身体づくりでは大切なのだと思います。

そんな方は、一度身体全体の動きを見直してみませんか?

Studio Hackでは、一人ひとりの身体の状態を評価し、生活スタイルに合わせた改善方法をご提案しています。

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