身体の各部分には役割がある|一つの動作を身体全体でつくる理由

身体は一か所だけで動いているわけではありません。

それぞれの部分が動きや安定、コントロールに関わりながら一つの動作をつくっています。

今回の記事では身体全体を見る大切さを解説します。


名古屋市天白区

鶴舞線原駅徒歩1分

パーソナルトレーニングジム Studio Hackの牧野です。


身体を動かすとき、

「この筋肉を使っている」

「この関節が動いている」

と、一か所に注目することがあります。

もちろん、それも身体を知るためには大切なことです。

でも、実際の動作では、

一か所だけが動いているわけではありません。

身体のそれぞれの部分が、

動く。

支える。

安定させる。

動きをコントロールする。

そうした役割を持ちながら、お互いに関係しています。

だからこそ、

一つの動作を身体全体で見ることが大切です。


① 身体の各部分には、それぞれ違う役割がある

身体の関節や身体の各部分は、すべて同じように動くわけではありません。

大きく動くことが必要なところもあれば、動きを安定させたり、力を伝えたりすることが必要なところもあります。

そして、

「動く」と「安定する」は別々の仕事ではありません。

動くためには、どこかが支えている。

支えるためには、どこかが動いている。

そうやって身体の各部分が協力することで、私たちは一つの動作を行っています。

つまり、

身体は「動く場所」と「支える場所」に単純に分かれているわけではなく、それぞれが役割を持ちながら協力している。

そう考えると、自分の身体を見る視点も変わってきます。


② 「しゃがむ」という動作だけでも、身体全体が動いている

例えば、

「しゃがむ」

という動作。

一見すると、脚を曲げているだけに見えるかもしれません。

でも実際には、

足首が動く。

膝が曲がる。

股関節が動く。

骨盤が動く。

背中や胸椎も動きに合わせて調整する。

そして、それぞれの動きを身体全体でコントロールする。

こうした動きが組み合わさって、ようやく一つの「しゃがむ」という動作になります。

だから、

「しゃがめない」

という結果だけを見て、

「ここが悪い」

と決めることはできません。

動作を見ることで、身体のどこがどのように関わっているのかが見えてきます。


③ 一か所の問題が、別の場所に影響することもある

身体のどこかがうまく動かないと、

別の場所がその分を補おうとすることがあります。

例えば、

ある場所が十分に動かない。

別の場所がいつもより大きく動く。

そこに負担が集中する。

そんなことが起こる場合があります。

だから、

「ここがつらい」

という場所だけを見ても、

なぜそこに負担が集まっているのかまでは分からないことがあります。

もちろん、すべての不調がこのような仕組みで起こるわけではありません。

だからこそ、

「今の身体は、どう動いているんだろう?」

と実際の動きを見ることが大切なのです。


④ 「なぜ?」を考えると、身体の見え方が変わる

例えば、

「最近、腰が疲れやすい。」

そんなとき、

「腰をほぐそう」

と考えることもできます。

でも、

「なぜ腰が頑張っているんだろう?」

と考えてみる。

股関節は動いているかな?

背中は動いているかな?

身体を支える位置はどうかな?

しゃがむとき、立つとき、歩くときに、身体はどう動いているかな?

そんなふうに見ていくと、

「腰そのもの」だけではなく、「腰を含めた身体全体」

に目を向けられるようになります。

もちろん、これだけで原因を決めることはできません。

でも、

身体を理解するための材料が増えていきます。


⑤ 身体を知ることは、身体の名前を覚えることではない

身体を知るというと、

「筋肉の名前を覚える」

「関節の動きを覚える」

ということを思い浮かべるかもしれません。

それも一つの知識です。

でも、本当に大切なのは、

自分の身体が、実際の動作の中でどう動いているのかを知ること。

どこが動いているのか。

どこで支えているのか。

どこに力が入りやすいのか。

どこが動きにくいのか。

そして、

それぞれがどう協力して一つの動作をつくっているのか。

そこまで見えてくると、

「じゃあ、どこから整えていけばいいんだろう?」

という次の段階につながっていきます。


まとめ

身体は、一か所だけで動いているわけではありません。

それぞれの部分が、

動く。
支える。
安定させる。
コントロールする。

そんな役割を持ちながら協力しています。

だからこそ、

「ここが硬い」

「ここが痛い」

だけで身体を判断するのではなく、

「一つの動作を、身体全体でどうつくっているのか?」

を見ることが大切です。

身体を知るということは、

自分の身体の状態を知り、動き方を知ること。

そして、それが分かって初めて、

「どこを整える必要があるのか」

が見えてきます。

整える前に、まず知る。

そのためには、

一か所ではなく、身体全体を見る。

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